アカリンダニを寄せ付けない為に使用する。
【使用方法】
1.巣箱上部にメントール
メントールは結晶状態から空気より重いガスになる。このため、ミツバチの巣の上部に置き、ミツバチ群の熱を利用してメントールをガス化し、そのガスが巣箱内に下りてくるという狙い。巣箱の内ぶたをすのこ状にして、その上にミツバチがかじらないネットに入れたメントールを置く。
2.巣箱内壁に吊るす
巣箱の上部に置けない場合は、巣箱の内側の壁に画鋲などでメントールパックを吊るす。吊るす位置は、蜂球に近い方が良いだろう。蜂が匂いを嫌う場合は、位置の調整が必要かもしれない。
3.夏の高温期の暑さ対策
高温による巣落ち防止の為、底面を網にしたり、巣箱上部に通気口を開ける場合もある。この場合、ニホンミツバチが巣門から巣内に送風行動をすることも考え合わせると、空気の流れは下から上になる。メントールパックを巣内壁面、巣門のすぐ上に設置すると、メントールガスが下から上部の通気口に流れてうまく行った例がある。空気の流れとメントールガスの流れを匂いで確認しつつ設置するとよい。
4.送風機の利用
お茶パックにメントールクリスタルを30g入れ、送風機から薬剤部分を取り外す。金網の上にメントール入りお茶パックを乗せてフタを閉め巣箱内に入れて、スイッチを入れる。良い電池を使えば3週間は持つが、2週間程度で電池切れを起こすこともあり、頻繁にチェックできる状況でないと難しい。とはいえ、低温期のメントール揮発量アップや、寄生率が高い場合の対策としても使えるだろう。
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